日本女子プロ野球の第一歩のお話。
本日のメインイベントは
日本女子プロ野球開幕
京都アストロドリームス×兵庫スイングスマイリーズ@わかさスタジアム京都
18:00からのプレイボールでしたが、昼から報道陣も集まり始めてきました。
兵庫スイングスマイリーズの到着。
プロ野球とはいえ、恵まれている環境ではありません。
道具の管理などは選手がもちろん行ないます。
こちらは、先に球場入りしていた
京都アストロドリームス。
開門前から100m以上の列になってお客さんが並んでいます
注目の高さがわかりますね。
試合前の開幕セレモニー
ブルー×ホワイトとオレンジ×パープルのユニフォームに身を包んだ30名のシンデレラ
試合風景はこんな感じ。
ヒロインインタビュー
こちらは帰るお客さんを見送りながらのファンサービス。
ここからカミナリの感想。
まず本物の記者さん達に囲まれての取材は緊張しましたね〜
みなさん一流スポーツ紙の方ばかり。
記者席のどこに座って良いかもわからず、ちょっとうろうろ。。。
名刺交換をしながら色々とお話しをさせていただきました。
もっている情報はもちろん、見ているポイントが各社違って勉強になりました。
特に地方紙の記者さんは、試合結果よりも地元の選手を中心に取材。
またすぐ記事に書いていくところも、やはり本物ですね。
いまでもスポーツ記者には憧れます。
まぁ取材をして『書くor話す』というところでな似ている職種ですが。
続いて、女子プロ野球の感想を。
まず思っているよりもレベルが高かった。
投手の球速は110km〜120km。
守備も安定していて、安心してみていられます。
攻撃も金属バットですが、クリーンヒットありセーフティーバントありと見ていて十分楽しめる野球です。
男子のレベルでいうと高校野球の普通校レベルはあります。
しかし、男子と比べるものではないなというのが感想です。
ゴルフの男子プロと女性プロのように違った見方ができます。
それ以上に一番印象に残ったのは彼女達の笑顔!!
インタビューでも何度もありましたが、どの選手に話をきいても
『野球が出来て幸せです!!』と。
日本の女子野球選手は約600名。
硬式野球部がある高校は全国で6校。大学も同じく6校。
関東ではヴィーナスリーグというリーグが開催されていますが、まだまだそのチーム数は少なく、
小学生の頃は男子と一緒にプレイしていても、
中学からはソフトボールや他の競技に移らなければいけない現状です。
また高野連は甲子園に女子の出場を認めていません。
各高校で入部は許させても、試合には出場できないんです。
そうした経緯もあり、今回この女子プロ野球が開幕したのです。
彼女達にとって野球できる環境が『幸せ』なのです。
いままでは大好きな野球をしたくてもできなかったのだから。。。
昨年の8月にリーグ発足宣言をし、
10月11月に関東関西でトライアウトを実施。
129名の参加から30名の女子プロ野球選手が誕生。
ドラフトで2チームに分かれています。
まだまだもちろん発展途上のリーグ(機構)。
開幕前から大きな不安を抱え、
試合以外の部分でも準備不足の点が見られましたが、
『元気ハツラツ!!』といった感じで、男子プロが忘れてしまったものがあるように感じました。
これからのリーグです。
プロ野球だって発足当時は大学野球の方が人気があったんですから。
『まずは女子プロ野球を見てください!!』
片桐代表の言葉にもあったように、観客を引きつける魅力をもった選手達ばかりです!!
今日のお客さんもその魅力に取り付かれたことでしょう。
実際の私がそうです。
応援したくなるんです!!
是非ちょっと「女子が野球なんて」と小馬鹿にしている方こそ、観に行っていただきたい!!
また商業面から考えても、
京都、大阪、兵庫にはいくつものプロ球団が存在しています。
プロ野球、女子プロ野球、関西独立リーグ、Jリーグ、BJリーグ、などなど。
新たなスポーツ街創りのモデルとなれば、この活動は全国へ波及していくでしょう!!
個人的には岐阜県にプロ野球球団ができたら飛んでいきますが!!
帰りの電車の中でいただいた本を読ませていただきました。
日本女子プロ野球リーグの挑戦/戸高真弓美
その熱い想いが心を打ちます。
こんなに野球が好きな女性がいるんだ!!と。
野球は男も女も関係ない!!
その想いを心に込め、明日関西独立リーグのスタジアムDJ行ってきます!!
新たなシンデレラストーリーのお話でした。